2017年1月13日金曜日

STN-333 買ってはならない無線イヤホン

先日GearBestで、STN-333というイヤホンを注文。
今手元にあるBluetoothイヤホンでは動画を見る時にラグが気になるため、
Apt-X対応イヤホンを探していた。

そして見つけたのがこのSTN-333。

日本語レビューが無く、英語レビューも非常に少ない。というかあまりあてにならない。
見た目は安っぽいものの、ついでだからと700円いかなら良いかと注文。
一週間程度で届いた。(ちなみに本命はMi In-Ear Headphones Pro HD



届いて箱を開けて、早速使ってみたものの。コイツは酷い。
一言で言えば「百均で売ってるイヤホンに無線機能がついただけ」のシロモノ。
以前のイヤホンよりはラグが少ないため、Apt-Xは機能しているのかもしれない。

また、CVC 6.0ノイズキャンセリングが原因なのか、音を出していない時にずっとノイズが走る。
リンクするときも懐かしいダイヤルアップのような音がかすかに、でも確実に鳴っている。
その程度の音質のイヤホンだった。
これじゃまともに使えないし600円の価値はないな。

ということで、自分のように日本語レビューがなくて安いからと飛びつく人が出ないようにこの記事を書いておいたという話でした

2016年3月27日日曜日

Zenfone2レビュー(続き)



ZenTour2016で貰ったZenfone2のレビューのやり直しです。
Twitterでのレビューはあとから見直すの面倒くさいし、文字数制限は面倒くさいしでいいことなかったので
やり直しです。内容はほぼ同じですが。




今回貰ったのはZenfone2の4GB/32GB、グレーモデル。
型番で言うと”ZE551ML-GY32S4”です。

メーカーのASUS直販オンラインショップ価格で
税込み42,984円
Amacon.co.jpで税込み33,900円。

5.5インチのフルHD解像度の画面を持ち、
キャリアモデルで言えばXperia Z3やGalaxy S5に搭載されている
Snapdragon 801に相当する性能のCPUを載せた、
スペック的には発売当時としては「ハイエンド」に分類される…はずでしたが、
日本での発売よりも前により高性能なSnapdragon810を搭載した端末が発売され
(発熱問題などもありましたが)ハイエンドとして扱われる事はありませんでした。

しかし、日本で販売されるSimフリースマートフォンとしては圧倒的な高性能であることは変わらず、
またそのコストパフォーマンスの良さに
「IntelがCPUを赤字垂れ流してでも普及させるために無料で提供しているのでは?」とかいう噂が立ったくらいです
(日経がそんな事書いてたらしいんだけど該当記事は発見できず)

今回は、そんなZenfone2と、世代的、性能的にも競合機種であるXperia Z3と
ついでにHTC J Oneを比較しつつ数週間使った感じをレビューしていきます。
今日のところは載せる画像をほぼ持ち合わせていないのでほぼ載せません。




結論から言えば「Z3の存在感が薄くなった」という感じです
ブラウジングにしても、Zenfone2を使うことが多くなりました。
何故かは分かりませんが、なぜかZenfone2の方に手が伸びます。

ただ、Z3がauのLTEフラット(月7GB)で契約しているのに対し、
Zenfone2はso-netの0sim(毎月500MBまで無料)を入れているという点において異なるので、
実際は「Z3と変わらない感覚で使える」と言う所でしょうか。
家の外ではLTEフラットで通信するためにZ3でテザリングしつつZenfone2でブラウジングというスタイルになりつつあるものですから。

但し、一つだけZ3に大きく劣りつつ微妙に勝る点があります。
それは「画面」です

Twitterでレビューした時も書きましたが、
Zenfone2の5.5インチ画面とXperia Z3の5.2インチ画面は体感だと結構差を感じます。
動画は割とZenfone2で見るようになりました。
しかし、ここで残念な点が2つ。
一つはスピーカーの位置。音質はそこそこ良いけどやっぱりフロントのほうがいい。

もう一つは、「画面が暗くて映像によっては見辛くて仕方がない」というところにあります
Zenfone2は、最高輝度が暗く、最低輝度が明るいという特徴を持ち、
動画が暗いシーンに入ると映り込みがひどく、非常に見づらいです。

外でも日光が強いと画面まともに見れません。少なくともingressの画面は見辛いです。

これらの理由から、1ヶ月近く使った自分は、再び「完成度高いけど残念な端末」という評価をしたくなりました。

画面が暗いというのはZenfoneシリーズ共通らしいので、次ASUSの方にあったら開口一番「画面暗いです」と言うつもりです

そして、自分は上記の理由やその他(横持ちだと音量ボタン押しにくいなど)の理由から、
Xperia C5 Ultraが欲しくなりました。
なくならないうちにポチるかどうするか・・・

2016年3月16日水曜日

ミドルクラススマートフォンは2万円前後が主戦場になる

Zenfone5というスマートフォンがあった。

そのスマートフォンは、当時の日本でSimフリーと言えばこれと言われるほどの人気を誇った。
…いや、2014年末時点で他のがボロクソだっただけだけども。

このZenfone5のスペックは
CPU: Snapdragon S400
RAM :2GB
画面: 5インチHD(1280*720)解像度
というもので、全体的に「ゲームしなけりゃ十分」というものだった。

このS400/2GB/5インチHDという構成は、後々最早定番と言われるほどのものとなり、
特に日本において、これに近い構成のスマートフォンが多数発売され、激戦区となった。

後継のS410を搭載したものを含めて、日本で発売したものを書き出してみると

・ASUS

  ・Zenfone5
    ・Zenfone2 Laser
    ・Zenfone Go
  ・Zenfone Max

・HTC
 ・Desire 626
・SHARP
 ・AQUOS SH-M02

・FUJITSU
 ・ARROWS M02

・VAIO
 ・VAIO Phone
・Motorora
  ・Moto G(3rd Gen)

…とまあ、Zenfone5以降、S410/S400/2GB/5インチHDという端末は日本でこれだけ発売されるわけですが、

コレにFreetelが「MIYABI」を発表。
MediaTeKがS400類似スペックのCPU、MT6735が搭載されている事がわかると、
MediaTeK製CPU搭載機を含め、クアッドコア1.0-1.6Ghz/2GB/5インチHDの端末が多数登場した。

・Freetel
  ・MIYABI
  ・Priori 3S

・Acer
 ・Z530

・Covia
 ・i-dio phone

・ZTE
 ・Blade V6

(ちょっと例外的だけどHuaweiのP8liteを含む)

こうして見ると、似たようなスペックの端末が
14種も存在しています。全部日本仕様です。
値段も、2万円弱から3万円強までの間に並んでおり、
選ぶのも難しいです。
というか正直このスペックの端末多すぎて飽きてきました。

しかしこれらの端末、2015年前半までは3万円前後を価格帯の中心に据えていましたが、
2016年に入ってから明らかに2万円前後に移動しています。
時期的にはMIYABIが発売されて以降ですね

2016年3月現在、「買う価値のある」2万円前後の端末は以下。
(全て税込)

Huawei P8lite              24,927円
ASUS Zenfone2 Laser  24,619円
Acer  Z530                 21,990円
Freetel MIYABI            18,400円
Freetel Priori 3S          17,900円

以上の5機種。それ以外はなんかどれもコレも微妙です…
(本当はDesire 626を勧めたいけど需要がニッチだし…)

今まで、これらの5機種の中から1台オススメを出せと言われたら悩むところでしたが、
今月中にZenfone Goがこれらの中に加わります。

自分は今後「とりあえずZenfone Go買っとけ」と言うようになると思います
理由は簡単。「スペックがそれぞれあまり変わらないのにバッテリー持ちが良いから。」

上記6機種の中でバッテリーが最も大きいのはPriori3Sで、4000mAhですが、
CPUのスペックが低めです。
Zenfone Goは3000mAhですが、CPUのスペックも高め、画面も5.5インチと大きく、
尚且つ価格も21,384円と抑えられています。

5インチと5.5インチ画面の差は案外大きく、動画を見るなら画面はデカイほうがいいです
(近頃のZenfoneは音量ボタンの位置が残念だけども)
そんなデカイZenfoneは片手操作モードを搭載しており、
上部の押しにくい電源ボタンも、画面ダブルタップで画面がつくのであまり使いません。
そして背面が湾曲していてサイズの割に持ちやすいです。

絶対にバッテリー持ちが良いほうが良いならPriori3Sを、
5.5インチがデカイという人はMIYABIかZ530を、
それ以外の人はZenfone Goを、といった感じでおすすめします

2016年3月14日月曜日

ZenTour2016福岡の今更まとめ

今更ながらZenTour2016を纏めてみます
「今更だから」な内容以外はすっ飛ばします。
会場の様子やプレゼンの流れとかを見たい人はこちらのブログへどうぞ(無断リンク)



ここで並んでたZenシリーズのうち、やっぱりZenpad S 8.0を触っておくべきだったと今更後悔している
いや、ヨドバシで触ってもいいんだけどせっかくのフロントスピーカーの音分かんないし。
Zenpad7.0のスピーカーケースの音が良かったというのは結構大きい収穫な気がする。
ただ、値段的にもHTV31の方を先に買うと思う。


ZenbookやZen AiOだっけ?も展示してあった。
Zenbookは予想より軽かったんで購入検討対象。



そして「参考展示」とされた謎の端末。





ええ、Zenfone Maxです。2月28日時点では「未発表端末」だったため、
ASUSのスタッフさんたちは「Max」とは呼んでいましたが、「ZenfoneMax」とは言ってませんでしたね



この後、レビューサンプル端末のZenfone2の説明があってから
質問タイムへ。
確か自分が
「Zenfone2は発売から結構経ってしまったので、現状は性能怪獣(パフォーマンスモンスター)ではなく性能対価格比怪獣(コスパモンスター)ではないか?」
と質問した気がします

それに対するASUSの回答は
「Zenfone2のコンセプトは同じ価格で一つ上の体験を」
とか言ってた気がする。記録してないので正確に覚えてないです。

以下、質問タイムの内容。
一部以外記録してないのでその程度の信頼性だと思っておいてください

Q.「Zenfone2はバッテリーの持ちが悪いと聞いているが、やはりIntel SoC(要するにZenfone2に載ってるAtomの事)の仕様なのか」

A.「ASUSはPCでの関係からIntelとの付き合いも長く、フィードバックを積極的に行っており、Zenfone2で得られた成果はアプデとSoCの動作に反映されており、その辺りも改善している」
とかだった気がする。こっちも記録してない。

Q「Zenfone2では一部のアプリが動作しないのはなぜか教えてほしい」
A「搭載されているAtomはx86アーキテクチャで設計されており、ARMのOSとアプリケーションをエミュレーターで動作させている状態。
発売当初は動作しないアプリも多かったが、アプリ側の対応やIntelによる改良と反映されたアップデートによりかなり数が減っている」

これに続いて
Q「Zenfone2がx86のCPUを搭載しているなら、Windows 10 Mobileではなく、x64/x86用のWindows10を動かすことは出来るか」
A「仕様上は可能。但し市販のZenfone2を改造して入れるということは出来ない」

Q[ZenfoneシリーズのAndroid6.0アップデート予定は」
A「日本で発売しているものでは、Zenfone5を除くZenfone2、2Laser、Selfie、Zoomのアップデートを行う予定。
Zenfone5がアップデートしないのはハードウェア上の理由であり、
システム、ハード的に可能な限りアプデを継続するつもりですので、アプデがない場合は察してください」

Q「そのZenfone5のandroid5.0アップデートが設定画面から手軽にアップデート出来なかったのは何故か」
A「Zenfone5のandoroid4.4に慣れ親しんだ方が多く、アプリの対応及び安定性においても
5.0より優れる点は多く、不慣れなお客様が間違ってアップデートしないための配慮」

質問タイム以外でに聞いた話
Q「Zenfone Zoomって確かZenfone2と同時発表でしたよね?発売遅くないっすか」
A[あんなレンズを扱うのは恐らくASUSが世界初で、調整にかなり手間取ってたらしい」

Q「そういえば電波の強度を周波数別に見る方法って無いんですか?」
A「あるけど、開発者専用OSを入れないと表示できない。
ちなみにIntel SoC搭載機でしか出来ず、Snapdragonなどではそのような真似はできない」

Q「"3"に関して何かあります?」
A「今の所はなんとも。Intelの新しいSoCも発表されてないしロードマップも無いし、当面ないのでは」

Q「ASUSで2万円くらいの端末出ないですか」
A「ちょっと待ってればいいことあるかも」→Zenfone Go

覚えてるのはこの辺りまで。

このブログについて

このブログは西井擲弾兵 Twitter:@monacoin241が
「せっかくZenTour2016でZenfone2貰ったけど、Twitterだとレビューすんのに不便だし、仮に次回があった時にTwitterで書くのすっごく億劫だし、
レビュー記事こっちに描き直そう」とか思いつつ
書きたいことが見つかったので自己満足の範囲で書くために始めました